2010年7月23日金曜日

DSN( Delivery Status Notification:配送状況通知) について

DSN(Delivery Status Notification:配送状況通知) についての備忘録。

送信者に送信したメッセージの状況について知らせるために
MTA や MDAが自動的に作成するメッセージである。
DSNでは例えば、 元メッセージが一時的あるいは恒久的な問題のために
配送できなかったことや、 配送の試行がどのくらいの間続くのか、
あるいは続かないのかを 送信者に知らせることができる。

このようなメール用プロトコルがあったとは知らなかった。

クライアント側の設定によりDSN要求の有無を設定できる。

(例 : Outlookの場合)

1.「ツール」から、「オプション」を選択
2.「初期設定」のタブの電子メールの箇所の、「メールオプション」を選択
3. メッセージの取り扱いの中から「確認オプション」を選択
4. すべての送信メッセージに対して、以下の確認メッセージを要求するの箇所から、
「配信済みメッセージ」にチェックを入れる

※この設定方法は、全メールに対しての設定であり、
1通1通のメールでの設定も可能です。
その場合は、各メールの「表示」内の「オプション」にて設定可能。


メール送信後の流れは、以下の2通りである。

① 送信先がDSN要求に対応している場合
正常に着信したという応答を送信元メールシステムに返し、
送信元メールシステム側で、DSNメールを作成し、送信元に着信させる。


② 送信先がDSN要求未対応の場合
送信先から応答がないというDSNメールを送信元で作成し、送信元に着信させる。

※どちらにしろ、送信ユーザにメールが着信することになる。