CISCO Switch port-channetにvlanを追加する際の注意点
ポートチャネルにvlanを追加する場合、
先に論理的なインターフェースであるポートチャネルに追加するvlanを入れ、
その後、ポートチャネルを組む物理インターフェースの設定を入れること。
逆の手順にするとポートチャネルが無効になり、
既存のvlanのトラフィックがさばけなくなる。
◆ 構成
SW1とSW2があり、Port22とPort23でポートチャネルを組んでいる。
ポートチャネルはvlan10のトラフィックが流れている。
今回は該当のポートチャネルに新規にvlan20を追加する
-------- Po 1 --------
|SW1 | Gi 0/22 |SW2 |
| | Gi 0/23 | |
-------- --------
vlan10(+vlan20)
◆ 正常な手順
細かい設定は気にしなくてよい。あくまで設定例である。
大事なのは、手順(1)→(2)→(3)、この流れである。
(1) インターフェースに追加するvlanを追加
int vlan20
description to VLAN_20
ip address *.*.*.1 255.255.255.240
no ip redirects
no ip proxy-arp
standby ip *.*.*.3
standby priority 255
standby preempt
standby track GigabitEthernet0/28 200
shut
(2) ポートチャネルへのvlanの追加 ←こちらが先
interface Port-channel1
description HOGE_SW1 [Po1 2GEC]
switchport trunk encapsulation dot1q
switchport trunk allowed vlan 10,20
switchport mode trunk
(3) 物理インターフェースへのvlanの追加 ←こちらが後
interface GigabitEthernet0/22
description HOGE_SW1 [0/22]
switchport trunk encapsulation dot1q
switchport trunk allowed vlan 10,20
switchport mode trunk
speed 1000
duplex full
no cdp enable
channel-group 1 mode desirable
interface GigabitEthernet0/23
description HOGE_SW2 [0/23]
switchport trunk encapsulation dot1q
switchport trunk allowed vlan 10,20
switchport mode trunk
speed 1000
duplex full
no cdp enable
channel-group 1 mode desirable
◆ ポートチャネルが飛ぶ(無効になる)手順
上記手順を(1)→(3)→(2)の流れで行う。
論理インターフェースであるポートチャネルの設定を先に、
物理インタフェースの設定を後に行うこと。
順序を逆にして実施してはぜったいにならない。