cactiのディフォルトの Data Queries の "ucd/net - Get Monitored Partitions" は
ディスクの空き容量(hdd_free)とディスク利用容量(hdd_used)を取得するようになっている。
しかし、個人的にはディスクの利用パーセントをグラフから確認できるようにしたい。
その手順を残しておく。
◆ Data Queries 用 XMLファイルの確認
webからcactiにアクセスする。
左ペイン Collection Methods の Data Queries から
"ucd/net - Get Monitored Partitions" をクリックする。
XML Path は "
自分の環境でパスを補完すると "/var/www/cacti/resource/snmp_queries/net-snmp_disk.xml" であった。
cactiをインストールしているサーバにログインし、ファイル内を確認する。
$ cat /var/www/cacti/resource/snmp_queries/net-snmp_disk.xml
(略)
<dskPercent>
<name>Used Percent</name>
<method>walk</method>
<source>value</source>
<direction>output</direction>
<oid>.1.3.6.1.4.1.2021.9.1.9</oid>
</dskPercent>
(略)
既に定義済みであったため、cacti側の設定だけで対応できる。
◆ Data Templates の変更
左ペイン Templates の Data Templates から "ucd/net - Hard Drive Space" を選択する。
Data Source Item に既に、"hdd_free"、"hdd_used" が登録されている。
そこに新規のDSとして "hdd_percent" を登録する。
Data Source Item でNewするだけである。
不要であれば、"hdd_free" と "hdd_used" のDSは消してもよい。
上の×マークをクリックすればよい。
データベースが小さくなメリットがあるため、パーセント以外を利用しないのであればその方がいいだろう。
◆ Graph Templates の変更
左ペイン Templates の Graph Templates から "ucd/net - Available Disk Space" を選択する。
Graph Template Items に新規アイテムを追加する。
Add をクリックしたのち、Graph Template Items 内で、
Data Templates で設定した "ucd/net - Hard Drive Space - (hdd_percent)" を選択する。
その他項目は、既存の設定とあわせればいいだろう。
Graph Item Inputs には自動で "Data Source [hdd_percent]" という項目が登録される。
また、Graph Template の Vertical Label を "percent" に変えておく。
◆ Data Queries の変更
左ペイン Collection Methods の Data Queries から "ucd/net - Get Monitored Partitions" を選択する。
Associated Graph Templates の "Available/Used Disk Space" をクリックする。
Associated Data Templates に 追加したDSである "hdd_percent" が増えている。
そこにチェックを入れる。
また、"hdd_free" と "hdd_used" のチェックは外しておけばいいだろう。